三井ダイレクト
三井ダイレクトは 「三井」ですから、三井グループの保険会社を想像します。確かに三井グループではありますが、三井住友海上の関連会社でも、三井生命の関連会社でもありません。三井ダイレクトは商社の三井物産が中心となった異業種からの進出組みです。なお三井住友海上も三井生命もこの三井ダイレクト損保の少数株主の一員にはなっています。
三井ダイレクトは1999年に「物産インシュアランスプラニング株式会社」としてスタートしました。2000年に損害保険業の免許を取得して「三井ダイレクト損害保険株式会社」に社名変更しました。そして2000年6月に営業開始をしました。
三井ダイレクトは三井グループであっても、三井物産や三井住友海上や三井生命のような立派な本社ビルももっていません。後楽園球場近くの普通のビル(あんなり家賃は高そうじゃありません)に入っています。
また三井ダイレクトは「外資」じゃありませんから日本から撤退する心配もないでしょう。「三井物産」の関連会社、といった安心感が三井ダイレクトにはあります。もっともこのご時世ですから、親会社の三井物産がこの三井ダイレクトをどうするかわかりませんが…。(例えば、現「そんぽ24損害保険」は元「安田ダイレクト」です。安田グループの旧安田生命の子会社だったのですが、日本興亜火災に売却されてしまいました。)
三井ダイレクトの保険料は確かに安く設定されています。「安い保険」を追いかける向きには、三井ダイレクトは検討対象の1つとすべきです。
ただし事故のときの対応拠点数が公表されていません。ライバルともいえるソニー損保はサービスセンター拠点が12(ホームページより)と堂々と公開しています。大手損保なら各都道府県にもっと多い数の拠点を有しています。
非公開ということは、三井ダイレクトは全国を1-2ケ所のコールセンターでカバーしている…といった感じなのでしょうか。そうして三井ダイレクトでの実際の処理は各地の委託先にお願いしてあるのでしょう。だから多少心配はのこりますが、それでもこの三井ダイレクト保険料の安さは魅力です。逆に言えばそのくらい省力化しなくては保険料は安くならないのでしょうか。
会社案内
三井ダイレクト損害保険株式会社
〒112-0004
東京都文京区後楽1-4-27
0120-312-889
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